カイリーの“恩師”フィル・ハンディが2年連続来日——八村塁の神戸キャンプ主任コーチ、8/6は名古屋でマスタークラス【ANTA KAI】
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カイリー・アービングのハンドリングが、なぜあそこまで異次元なのか。その答えの一端を握る男が、いま日本のコートに立っている。フィル・ハンディ——ダラス・マーベリックスのアシスタントコーチであり、カイリーが日々の練習で顔を合わせる、まさに現在進行形の"恩師"だ。
そのハンディが、8月4日・5日に神戸で開かれた八村塁のバスケットボールキャンプ「BLACK SAMURAI KOBE CAMP 2026」にメインコーチとして来日。しかも今年が初めてではない。昨年の「BLACK SAMURAI 2025」に続く、2年連続の登場だ。そして彼の日本での役割は、神戸だけでは終わらない。
フィル・ハンディという"最終兵器"
フィル・ハンディの経歴を並べると、現代NBAの目次のようになる。レブロン・ジェームズ、コビー・ブライアント、カワイ・レナード、そしてカイリー・アービング。NBAファイナル進出6回、優勝3回。スキルコーチという職種の存在を世界に知らしめた人物のひとりであり、いまはダラス・マーベリックスのベンチに座っている。
つまり彼は、カイリーの過去のコーチではない。カイリーが所属するチームのコーチングスタッフとして、いまも同じ体育館で汗をかいている人物だ。カイリーがANTA KAIシリーズを履いてコートで見せるあの動きを、いちばん近くで設計している側の人間、と言い換えてもいい。
そして八村塁にとっても、ハンディは他人ではない。レイカーズ時代、ハンディは八村のスキルコーチを担当していた。ロサンゼルスで築いた師弟関係が、いま日本の中高生に向けて開かれている——というのが、このキャンプの背骨にあるストーリーだ。
神戸・GLION ARENA KOBE、8月4日-5日
「Daiichi Life Group Presents BLACK SAMURAI KOBE CAMP」は、事前応募から選ばれた中学生・高校生およそ100名を対象に、8月4日・5日の2日間、神戸のGLION ARENA KOBEで開催された。指導の中心に立ったのがハンディだ。
ハンディは事前に、参加者へこう釘を刺していた。「キャンプに参加するアスリートの皆へ、先んじて伝えておきたい。今回のキャンプは、普段の練習よりはるかに高い強度になる」。世界基準とは何かを、言葉ではなく強度で理解させる——そういう2日間だったということだ。2日目の午後には「THE SHOWCASE」も実施され、キャンプは締めくくられた。
8月6日、舞台は名古屋へ——指導者向け「Phil Handy Masterclass」
ここからが、今年のBLACK SAMURAIが面白いところだ。神戸のキャンプが終わった翌8月6日、ハンディは名古屋に移動し、今度は指導者向けのプログラム「Phil Handy Masterclass」に立つ。対象は選手ではなく、日本のバスケットボール指導者たち。コーチング講義、コート上での実技指導、そして質疑応答という構成だ。
選手を鍛えるだけでは、その世代しか変わらない。指導者を鍛えれば、その先の何十年分の選手が変わる。八村塁が掲げる「日本バスケットボール界の強化と進化」というテーマに対して、これほど直球の設計もない。
翌8月7日には、アリゾナ大学ヘッドコーチのトミー・ロイドによる「Tommy Lloyd Championship Culture & Strategy」も控える。ロイドはゴンザガ大学時代に八村を指導した、もうひとりの恩師だ。神戸で選手を鍛え、名古屋で指導者を鍛える——この2週間、日本のバスケットボールの密度は明らかに上がっている。
神戸の足元にあったのは、カイリーのシグネチャーだった
ここで足元にも注目したい。神戸キャンプ1日目、ハンディが履いていたのはANTA KAI 2の限定モデル——市販されていない特別仕様だった。そして2日目には、ANTA KAI 3のオレンジ系カラーに履き替えている。両日ともカイリー・アービングのシグネチャーラインだ。
カイリーが所属するマーベリックスのアシスタントコーチが、日本の中高生を指導するコートでカイリーのシューズを履いている——偶然にしては出来すぎた光景だが、これもハンディとカイリーの距離の近さを物語っているのかもしれない。
8月8日、IGアリーナのGAME DAY
そしてこの一連の流れは、8月8日の「BLACK SAMURAI SUMMIT 2026」GAME DAYへと収束する。会場は名古屋のIGアリーナ。完全招待制で集められた18歳以下のトップ選手たちが、FIBAルールに則った40分間の真剣勝負に挑む。表彰式やトークショーも予定されている。
八村塁の8月、そして日本代表復帰を明言した彼の現在地については、前回の記事で詳しくまとめている。神戸から名古屋へと続くこの2週間は、その物語の真ん中にある。
この熱を身にまとう——ANTA KAIラインナップ
カイリーを育てた男が日本のコートに立ち、そのカイリーのシグネチャーが日本のバスケファンの足元にある。この夏、コートに出る理由としては十分すぎるはずだ。最新モデルの全カラーはANTA KAI 3 コレクションからどうぞ。
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